2019年4月14日 Tent Tour Day2 : 完結編 | PHOTO SESSION
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2019
4/14

Tent Tour Day2 : 完結編

数日前迄の天気予報では、今日は曇りか雨となっていたが、予報が少しずつ良くなり、最新の予報では7時迄曇り、その後晴れ、夜雨という風に変わった。

なので今朝は朝焼けになる可能性が低く、朝焼けセッションはしないと夜の時点で判断したが、ちょっと早めの5:00に起床した。本当はもっとゆっくり起きたいと思わなくもなかったが、今日のその後の行程を逆算して考えると、テントとキャンプ道具を片付けてデポし、朝食を食べて、7時にはハイクを開始しておきたかったのだ。

今日このエリアで歩くスキー大会というのが行われ、テント場のすぐ真横もコースとなっていて、ツアールートによってや下山時は選手とバッティングする感じだった。それを避ける為早朝には下山して全く別の場所でツアーを行う事も考えた。しかし、やはりこのエリアには魅力的な滑る斜面がいっぱいあるので、大会とバッティングしたとしても、このエリアでツアーを行う事に協議の結果なった。

朝起きると予報通り曇っていた。過去2回夜中の内に行動食を入れていたバックパックやテントを動物に食い千切られるという事件があったが、どうやら今年は被害が無かったようだ。荒らされた形跡は無い。

徐々に皆起きて来てテントの外に出てきた。睡眠時間はたっぷりとあったし、寒くも無かったので皆それなりに良く寝られたようだ。今回賭けで持ってきた夏用のメッシュテントでも問題無かったようで良かった。軽量化作戦成功だ。

しかし、皆一様に顔は冴えない。昨日の疲れが残っているのだろうし、身体のあちこちが痛いようだ。いや、他人事ではない。かく言う僕もあちこち痛い。腰は痛いし、肩は上がらない。しかし、思ったよりかは酷くない。なんとかなりそうだ!

 

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2日目は5時起床。朝のテント村の様子。

 

 

20190419052058.jpg笑顔は見えても皆一様に顔は冴えない(笑)。昨日の疲れが確実に残っている。

 

 

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んんん~、この顔。体があちこち痛そうだ。

 

 

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この写真が物語ってますね(笑)Nさんは数分おきに体を伸ばしてました。

 

 

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昨年は少し寒がっていたカップル。今年はどうだっただろうか?

 


テント場を片付けて、予定より少し遅れの7:12、我々は重い身体にムチ打って2日目の滑走に向けて歩き始めた。皆の足取りは重い。
 

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昨日の夕焼けセッションやビカビカフィルムクラストセッションの場所を横目に登って行く。この頃には大分晴れて来て、真っ青な青空が見えていた。

 

 

この時点では滑る場所は決まっていない。大方東面か西面かの二択に絞られていたが。西はリーダーガイドの岳と「あの斜面はやりたいね!」と思っていた場所だが、その斜面を下まで滑るとハイクバックがちょっと面倒で時間が掛かる。行くなら途中で切り上げるのが良いと思うが、そうすると景色と雰囲気は良いが、滑走は短い。それにこの時間はどこまで光が入っているか疑問だし、少なくとも雪は東面より固い筈だ。

東面も僕の大好きな場所の1つだが、昨日までのトラックがそれなりに入っていそうだった。トラックが固まってしまっていると厄介だ。しかし、トラックが気にならないラインがあれば、ロングに滑れるし、早い時間でも東面は一番雪が緩んでいる。

取り敢えず西か東かの分岐まで来て、皆の足取りや、雪の緩み具合、滑走感を考慮して東をチョイスした。これでこの後の流れがほぼ決まった。

 

20190419053816.jpg疲れが残っていて、歩き出すとまた体のキレの無さ・重さを知る(笑)

 

 

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天気予報では雨マークが付いていたが、日中は晴れそうだ。ラッキー。

 

 

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東面はメジャーなポイントだが、斜面の奥はノートラックでコンディションは良さそうだった。もっと雪が緩んでくれたら尚良いのだが…。

 

 

滑ってみると、やはり雪がまだちょっと固く、エッジに力を入れ過ぎると「ガッガッガッ」っとなってしまう。東面でこの固さなら西に行かなくて正解だったって事だ。しかし、ちょっと気は抜けないがソフトに滑れば気持ちの良いロングランが楽しめた。だが、東面は完璧にフィルムクラストが決まっていたのに、今日は非常に残念ながらその感じは殆ど無く、更に軽く板が掴まれた。何故だ⁈昨日から今日にかけてそれ程気象条件が変わったとも思えないのだが…。ここ3日間ずっとフィルムクラストの最高コンディションが続いていたのに…。

 

20190419060602.jpg真っ青な青空をバックに大斜面へドロップインするMさん。

 

 

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大きな1枚バーンを沼に向かって好きなラインで滑れる解放感も堪らない。Kさん。

 

 

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大きな雪庇の脇からドロップインして大斜面に突っ込むテールガイドの小林明弘。

 

 

しかしまぁ、やはりこの斜面は景色も雰囲気も良くて好きだなぁ〜。雪で覆われた沼まで滑る感覚も面白いし、沼から滑った斜面を一望出来る景色もまた良い。それを見ながら登り返していると、「歩くスキー大会」の関係者のスノーモービルが次々とやって来た。けたたましい音がするのは残念だが、この沼も大会のコースなのだから仕方がない。あと1時間くらいで大会スタートだ、早めにズラかろう。

 

20190419061250.jpg滑った斜面を見ながらハイクバック。

 


次は、広大なオープンバーンからのレギュラーバンク狙いだ。ゆっくり登り返してドロップポイントまで行く。こちらは南面なのでまた板掴みが生息している可能性があるので春用の生塗りワックスを塗ってみる。先程の斜面より斜度が緩いので雪の固さは気にならないが、やはり少し板が掴まれる。でも、かなり気持ちいいロングライドだ。このロングライド2本は皆の笑顔が弾けた。

 

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オープンバーンセクションでカーヴィングするOさん。

 

 

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エグるような鋭いターンをしてスプレーを飛ばすNさん。

 

 

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レギュラーバンクで回し込むリーダーガイドの佐藤岳。

 

 

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女性らしくない男前なターンをするUさん。

 

 

その後はバンクで当て込みセッションが始まるが、板が走らず、時間も時間なのでテント場に戻って帰る準備をする。

デポしておいたキャンプ道具一式をパッキングしていると、その横を大会の選手達が通り始めた。選手達はこんな所に人が居るとは思っていないのか、少々ビックリした様子と僕等が何をやっているのか理解出来ないのか、二度見、三度見して、頭の中が「?」のまま走って行く。僕らのせいでタイムが落ちたらゴメンね(笑)。

そんなワケで僕らはまた背負い投げみたいにして大荷物を背負い、選手が来ないタイミングを見計らって何度も歩くスキー大会のコースを跨ぎ、下山して行った。

 

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ピタピタのワンピースにクロカンを履いた足早に走る選手達の横を馬鹿みたいに大荷物でめっぽう足取りの重い僕らの対比が滑稽でならなかった。

 

 

板が走る日ならテント場からそのまま滑って帰れるが、板掴みがはびこって来たので、仕方なく確実に滑って帰れそうな所まで一旦歩いた。くそぉ〜余計に歩く羽目になっちまったじゃないか!

 

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大荷物を背負っての下山滑走開始。ここからは順調に滑って帰れると良いのだが…。

 

 

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大荷物を背負ってターンを決める(?)佐藤岳。

 

 

その後もこの大荷物を持っての斜度のない板掴みのいるトラバースで尻餅付き、立ち上がるのに苦戦する人を何人も見かけたが、何とか皆無事に下まで滑り込んだ。最後は多くの観客が見守る大会のゴールだ。そこを通らずして帰れないのだから仕方がない。大会関係者も観客も「なんだ、あの大荷物の集団は⁈」と思ったに違いない。「お疲れ様でしたー!ゴールおめでとうございまぁ〜す!」という大会のアナウンスに、思わず手を振って最後はガッツポーズでゴールゲートを通りたくなったが、その気持ちをグッと堪えてゴールゲートを横目に、好奇の目に晒されながら僕らのゴールへと向かった。

 

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「ゴールおめでとうございまぁ〜す!」という大会アナウンスを横目に通り過ぎる変な集団。

 

 

20190419063257.jpg「やったぜ着いたぁ〜!!いやぁ〜、疲れたぁ〜!」。最後は皆いい笑顔だ!最高じゃないか!そうだ、皆やり切ったのである。お疲れ様でした!!

 

 

それにしても今回は凄い朝焼けセッションから始まり、日中は滅多に出会えない完璧なフィルムクラストのビカビカセッションだったし、夕焼けセッションも出来た。これ以上ない歴代最高の凄いテントツアーだった。元々この時期に日程を設定していた理由に、晴天率も高く、寒さが厳しくないのでお客様が参加しやすいというのもあるのですが、一番の理由は僕の中での統計的に4月15日前後にフィルムクラスト等極上の春雪になる事が多いと思うからである。だから、毎年この週の土日に開催している。しかし、春雪は時間や標高でも刻一刻と変化していったりするので、今回みたいにスーパーコンディションに当たったのは本当にラッキーとしか言いようがない。フィルムクラストのあの光の状況で撮影出来たのは、ずっと狙っている僕でもたったの3回目だ。そうだ今回は奇跡のテントツアーだったと言っても良いかもしれない。それくらい全ての最高条件が詰まったツアーだった。

参加して下さった皆さん、ガイドの岳とコバ、買い出しや装備を貸してくれた方々等、携わってくれた皆に感謝!ありがとうございました!またの方も、次回はの方も、皆さん来年のテントツアーご参加お待ちしております!!では、これにて完結。

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PHOTO SESSION PHOTOGRAPHER

稲蔭“KAGE”一道

稲蔭 “KAGE” 一道

スキー・スノーボード雑誌で活躍するプロカメラマン稲蔭”Kage”一道が、バックカントリーツアーに同行してあなたの滑りを撮影!プロカメラマンの手によるショットを手に入れるチャンスです。ツアーご予約時にPHOTO SESSIONのリクエストをお待ちしております!!

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