2019年4月21日 諦めかけていたフィルムクラストに... | PHOTO SESSION
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2019
4/21

諦めかけていたフィルムクラストに...

こんばんは、Kageです。

今日は昨日もご参加のリピーター様親子とPhoto Sessionしてきました。

 

今日も朝から晴れてはいましたが、朝一は雪が固く、ゲレンデを回して雪が良い感じに緩むのを待ってから、リフトアクセスでBCエリアで出掛けました。

 

まずは昨日判明したお父さんのカーヴィングターン時、特にヒールサイドターンでの重心の位置、上半身の位置、膝の曲がり具合、体の折れ具合、板の踏み方などポジショニングに問題があり、昨日もやったがガイドのオームの後ろにくっ付いて何度も何度もゲレンデでターンを繰り返す。そして、色々な角度からターンを撮影しチェックするなどして、ポジションニングの矯正をしながら雪が緩むのを待つ。やはり、良いお手本が前にあると視覚的に分かるし、写真があると客観的に自分を見れて、自分の悪い点・悪い癖が一目瞭然で見えてくる。勿論、お父さんだけではない。息子のAくんだって悪い癖が写真で見えてくる。今日は他にお客さんが居ないし、毎年何度も足を運んでくれるお客様なので、上手くなって貰いたいのでしっかりとビッシリゲレンデで講習する。しかし、長年の癖はそう簡単には治らない。だが、自分の悪い点をしっかりと理解し、向上心を持って改善に向けての努力をする事が上手くなるための第一歩だ。是非、頑張って貰いたい。

 

今朝はー3℃位と少し冷え込んだが、朝から急速に気温が上昇し、リフト一本毎に雪が緩んでいくのを感じられた。春はよくこうしてゲレンデを回しながら雪が緩むのを待つのだが、タイミングを間違えるとお目当ての斜面でストップスノーになってしまう。頃合いが非常に難しい。斜面の微妙な向きでも当然陽の当たり方が違うので、斜面の向きや標高、気温や風等を考えながら慎重に良いタイミングを見極めていく。あと、あまりゲレンデの時間を長くするとお目当ての斜面に行く前にお客様の脚力がなくなってしまうなんて事もあるから注意が必要だ。

 

頃合いを見計らって山頂ゲートから上を目指す。昨日同様にこの場所ではフィルムクラストとなっている。どうやら昨日よりはフィルムクラストの範囲が広がってきているようだ。これはお目当ての斜面の向きは期待出来る!!まだ部分的であるが、せっかくフィルムクラストになってきているし、今日のお客様は先程リフトに乗りながらも、「フィルムクラストのタイミングに当たるのは難しいですね!フィルムクラスト滑ってみたいんですけどね。」と先週フィルムクラストが決まっていた時に来れなかった事、今回フィルムクラストが決まらなかった事を残念がっていたので、ピンポイントだし、太陽の位置も悪くてあまりキラキラしないのだが、取り敢えずちょっと寄り道してフィルムクラストになり始めの場所で撮影する。しかし、やはり太陽の位置と斜面の向きがイマイチだし、そもそもフィルムもちゃんと張っていないのでキラキラ感が少ない。取り敢えず撮ったという感じだ。

 

その後、お目当ての斜面のドロップポイントまでハイクし斜面を覗くと、期待していたフィルムクラストにもなっていなくて、雪的には手前の沢の方が良さそうに見える。「よし、プラン変更でこっちを滑ろう!」と手前の沢に変更した。しかし、そこはまばらにフィルムクラストも面の綺麗な所もあったのだが、普段から滑る人が多い人気スポットなので多少荒れている感があり、雪も芯が残っている感じなので突き上げやボコボコを抑えるのに必死だった。板もスピードが出てしまうのでしっかりとコントロールするのが必要があり難しかった。区切り区切り良さそうな所を繋いで下る。

 

通称ファミリーコースを経由して、一旦ヒラフゴンドラまで下りる。久しぶりのファミリーコースだったが、やはりここは壁が続いていて面白い。休憩を挟んだ後、再度リフトを乗り継いで山頂を目指す。アンヌプリに帰るためにバックボウルと呼ばれる山頂からの大きな沢を滑るためだ。一番上のリフトを降りて、山頂ゲートから再び山頂を目指す。

 

すると、先程撮影したフィルムクラストになり始めの場所の近くが太陽の位置が良くなったからか、フィルムクラストがキラキラと輝いて見えた。数本滑ったラインはあるが、まだ隙間はある。フィルムクラストを求め、また次回チャンスを狙おうと思っていたお客様にとっても絶好のチャンスだ。その斜面を滑ると再度登り返す必要があるが、大した労力でもない。その斜面を撮影する事にする。完全にフィルムクラストが決まり切っていないが、見た目は良い感じだ。これは良い写真が撮れるぞ。先週全面フィルムクラストとなった時は、ガイドのオームはアメリカに行っていて不在だったので、彼とフィルムクラストを撮る事が出来ていなかったので有難い。一人ずつ丁寧に無線で滑るラインを打ち合わせをして撮影。「OK!!バッチリ!!」。少ないチャンスなので、撮りたい引きの絵と寄りの絵のどちらも一本の滑りの中で両方撮る。もう少ししっかりとフィルムが張ってくれたらとか、もう少し太陽が低い位置だったらなどはあるが、この状況下では最良の形だったのではないだろうか。しかも、天気予報では午後から曇りの筈だったが、朝そこそこあった雲が一つも無くなっている。天気も良い方向に外れてくれた。今回フィルムクラストを滑る事が出来ずには、「来年はフィルムクラストが決まりそうになったら連絡するので、飛行機か新幹線に乗って直ぐに来て下さい!」なんて話を朝リフトでしていたのに、こんな展開になるなんてラッキー極まりない。やはりPOWCOMに足繁く通ってくれているお客様は何か持っていると言うか、良いコンディションを当てる機会が圧倒的に多い気がする。つまりは良く動いて、お金をしっかり使っている方には、その分しっかりとご利益があるというワケだ。世の中上手く出来ている。

 

さて、お客様は念願のフィルムクラストを滑って撮影出来たので興奮状態だが、また寄り道してしまったので再々度ハイクアップしてバックボウルを目指す。しかし、余分に疲れはするが、キラキラと輝く自分達の滑ったラインが浮き彫りとなった斜面を見ながら登るのは最高の気分だ。「フィルムクラストって、こんなに滑ったラインがクッキリするのですね!?」と、初めて目にする美しい光景に驚いているようだった。最高ですね。思わずハイタッチをする。

 

余韻に浸りながら、またピークに向けてハイクアップし、バックボウルのドロップポイントに行く。この一週間でビックリするくらい融雪が進んだし、雪崩てボトムにはデブリが転がっているし、クラックも多数ある。ラインを考えてドロップポイントまで移動するも、途中雪が繋がっていないので岩や土の上を歩いて行く。いざ滑ると雪はやはり少し芯があって板が弾かれるのを抑えながら慎重に滑る。若干板が詰まると言うか走り切らない感があるが、斜度があるのでそれくらいが丁度良いとも言える。上部のセクションは慎重に下りて、お目当てのナチュラルパイプセクションに突入する。両サイドに形の良い壁が続き最高だ。

 

今日はちょっと雪が緩み切らずに芯が残っていたり、一部で僅かに板が走り切らずに詰まる感じはあったが、本当に今年の春は雪が良い。ストップスノーが非常に少ないのもそうだが、フィルムクラストをこんなに何日も何日も楽しめるなんてのも珍しい。今年はハイシーズンにあまり雪が降らなかったので、春の雪を心配したが、3月下旬に低温が続き、ドカッとは来なかったが、毎日のように少しずつ雪が降ったのも手伝い、ようやくこの一週間で土が見えてきた感じだ。本当に最高の春だ。これからGW前に冬季封鎖道路のニセコパノラマラインも開通予定だ。開通すればハイシーズン2時間前後掛かるチセヌプリやニトヌプリのピークまでも1時間以内で行けるので、楽に色々なラインが楽しめるようになり、まだまだ雪があるので滑るラインはいっぱいある。今年のGWは10連休らしく、まだGWの予定が決まっていない方は是非ニセコに来て、ハイシーズンとは違って人が少なく、のんびりとゲレンデもBCも楽しめる春のニセコを感じに来て貰いたい。POWCOMは今季春料金が新設され割引中だ。春は晴天率も高く、良い写真が撮れる機会も自ずと高くなるシーズンです。GW以降も雪ある限りツアー可能なので、皆さんのお越しを最高の春でお待ちしておりますよ!!

 

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親子でスノーボードを心底楽しんでいる姿を見て、毎回羨ましく思う。K親子。

 

 

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沢のリップに当て込んで春のスプレーを飛ばすKさん。

 

 

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キラキラとした場所でターンを決める18歳のAくん。

 

 

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2時間半位前に撮影したフィルムクラストになり始めの場所に戻ると、フィルムクラストの形成も進み、太陽の位置も良くなり、ご覧の状態になっていた。

 

 

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僕らは再び登り返すのを覚悟の上で、迷い無くこの斜面を滑る事に。そりゃこんなの見せられたら滑らない手はない。

 

 

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フィルムクラストの斜面で僕の注文通りのラインで滑ってくるAくん。

 

 

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今回は諦めかけていた念願のフィルムクラスト滑走が突如訪れ、チャンスをものにしたKさん。

 

 

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滑り終えて思わずハイタッチをし、自分達のラインを横目に余韻に浸りながら再びハイクするK親子。

 

 

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リーダーガイドのオーム(岡田修)もアメリカに居て先週逃していたフィルムクラストをものにした。

 

 

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最高の地形であるバックボウルのナチュラルパイプセクションに当て込むオーム。

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PHOTO SESSION PHOTOGRAPHER

稲蔭“KAGE”一道

稲蔭 “KAGE” 一道

スキー・スノーボード雑誌で活躍するプロカメラマン稲蔭”Kage”一道が、バックカントリーツアーに同行してあなたの滑りを撮影!プロカメラマンの手によるショットを手に入れるチャンスです。ツアーご予約時にPHOTO SESSIONのリクエストをお待ちしております!!

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