2018年4月14日 Tent Tour Day1 : 荷上げ~滑走編 | PHOTO SESSION
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2018
4/14

Tent Tour Day1 : 荷上げ~滑走編

さて、朝焼けセッションを無事に成功させた僕らは6時頃下山し、一旦解散とした。深夜集合だったのでチェックアウト出来なかったお客様は宿のチェックアウトをしたり、キャンプ道具など全ての道具をバックパックに括り付けるなどのパッキング作業をしたりと、それぞれの準備に取り掛かり、8:30パウダーカンパニーに再集合した。

 

僕はその間パッキングをしながらもテント場を何処にするべきか幾つもの天気予報をチェックしながら考えていた。天気予報は町で21時から、早いものだと17時から雨/みぞれ、翌朝まで降り続き、朝には雨、9時頃に止む予報や昼過ぎまで降るものなど色々だった。アンヌプリ山頂(1308m)の予報だと14時から雪、翌5時から9時が雨/雪という感じだった。元々今回のテント場は過去のテントツアーで使ってこなかった場所にする予定だった。理由はテントツアーのリピーター様も多くなってきたので、出来るだけ飽きないように場所を変えたいというのが一番の理由だ。テント場の選定は、朝焼けや夕焼けセッションが出来る斜面にアクセスし易い場所で、トイレや風が強い時の事を考慮し木が生えていること、そして、なるべく平らな場所である事が条件だ。今回のガイドである岸君と岳に相談し、過去に使ってこなかった場所で3箇所候補地が挙がった。しかし、内2つは朝焼けの光の入り方がイマイチで残る1つに10日程前岸君と岳の3人で下見に行った。そこは上記全ての条件を満たした。唯一その場所で懸念されたのは、滑走のバリエーションなど滑走満足度が得られるのか?だった。僕は滑走満足度の理由から20年ニセコに居て、その山を滑ったのは僅か数回しかなかった。しかし、今回の下見で僕は滑った事の無かった沢が想像以上に良かったことや、思っていたより歩く距離も遠くないこと、いつも問題となる朝焼けセッション時の雪の硬さが標高が低い所でも朝焼けがあたるので多少緩和される可能性があることなどを理由に、今回のテントツアーの開催地をそこに決めた。テント場は標高770mで過去想定していたテント場の中では一番低い。下見の際そこまで40分で登ったので、お客様がキャンプ道具を荷上げした場合1時間半位のハイク時間かな?と想定していた。

 

しかし、今回天気予報の状況から今日の夕焼けと明日の朝焼けの可能性は限りなく低い。となると、テント場を大変な思いをしてまでして上に上げる必要もない。夕方から雨となった場合、相当身体が冷えるので温泉に行ったり、着替えをしたり、装備を足したりと色々潰しが利くので駐車場の近くにテントを張る方が良いのでは?というのがリーダーガイドの岸君の考えだった。一昨年の雨予報の際は、実際そのようにした。しかし、その際お客様から大変で辛いけど荷上げがないのも淋しいという意見もあった。だからというワケでもないが、僕は予定通りテントを上に上げる事を考えていた。その荷上げや荷下ろしの大変さから来る面白さや経験もそうだが、一番考えたのは標高を上げれば雨ではなく雪の可能性があったからである。雨よりも雪の方が気温が低いわけだが、雨の方が衣類や体が濡れて寒くなる。外での食事も雪なら気にならないが、雨では辛い。テントで寝るにも雨の音の方が大きくて寝辛いし、テントの片付けも雪なら何てことないが、雨だとビチャビチャで辛いし重くなる。想定しているテント場の標高でも雨の可能性があり、悩みに悩んだが、ガイドと相談した結果予定通りの場所付近に張ることにした。

 

8:30に再集合して、再度朝行った場所へと向かい、今度は滑り道具にキャンプ道具、2日分の水と行動食など必要なもの全てを背負う準備をして、9:43キャンプ地へ向け僕らは登り始めた。天気は曇り、気温推定プラス6℃。多少風が感じられたし、曇りだったので非常に助かったが暑かった。そして、何より荷物が重い。いつもテントツアーは重量を考慮してスプリットボードで行っていたが、今回は試しにソリッドボードで行ってみたのが間違いだった。登っている途中で一旦車に戻ってスプリットに交換して来ようかと思ってしまった。特に今回は明日朝焼けセッションをする可能性が低いので、朝焼けセッション時のカチカチ対策としてスノーシューで登る必要もなく、シールで登った方が良かったのに…、完全に失敗だった。あぁ~荷物が重い。

 

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スタッフはテントや晩御飯の調理器具、食材に調理用の水などを手分けして荷上げするのでかなりシンドイ。

 

 

共同装備を持たないお客様も普段のBCツアー時の荷物に加え、2日分の水や晩御飯以外の2食分の食事に食器類、寝袋や防寒着、洗面道具や人によってはテント周辺で履く靴や着替えにお酒などを持って登らなくてはならず、それらを持って登る体力のみならず、パッキングも大変である。それではパッキングの方法は人それぞれだが、下記に幾つかの方法を記してみます。

①通常のデイツアーで使っている30L以下のバックパックに入らない物は全て外付けする方法。

②通常よりも少し大きい45L位のバックパックを使い、入らない物は外付けする方法。

③通常使っている物、または通常より大きいバックパックとは別にもう1つバッグを背負って、なるべく外付けしない方法。

④60L以上の大容量のバックパックに全てを入れ、滑走時に使うバックパックをペチャンコにして別に持って行く方法。

などがありますが、後者になるほど(外付けしなくなるほど)バランスが良く、楽だと思います。バックパックの容量をそんなに色々持っていない人がほとんどかもしれませんが、皆さん工夫してパッキングしていました。テントツアーのリピーター様達も前回までのを教訓に、それぞれ工夫を凝らして来ていました。やはり一番多いのは、②か③という感じでしょうか。と言っても、僕やガイド達もパッキングの方法を毎回真剣に考えて、悩んでいます。少しでも軽い方が楽なのは当然ですが、同じ重さの物を持って行くにも、パッキングの仕方や背負い方で疲労度が変わるので、持って行く物の選定やパッキングの仕方を真剣に悩むのです。それもある意味テントツアーの魅力の一つなのかもしれませんね。

 

 

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全て外付けのスタイルから前にもバックを抱えるスタイルに変更した3年連続で参加のOさん。

 

 

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こちらは昨年を教訓に荷物を減らせたと全て外付けスタイルで来た参加2年目のKさん。

 

 

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荷物が重くて辛いけど、笑顔が見られました。

 

 

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こちらもレンズを向けると笑顔。

 

 

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時には辛そうな表情もしていました(笑)。

 

 

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重い荷物を背負って約1時間半。予定通りの時間でテント場に到着。皆さん頑張りました。

 

 

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眺望が最高なテント予定地に取り敢えずテントを2張立てて、皆のキャンプ道具をデポしておく。

 

 

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キャンプ道具をデポしたので身軽な姿で今度は滑走斜面にハイクアップ開始。

 

 

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荷物が軽くなったとは言え、重い荷上げのダメージとトータル2時間近いハイクアップで疲れが見られる一行。

 

 

テント場から約40分で登頂。その頃(13時前)から早くも雪がチラチラ舞い始めていた。しかし、空は真っ白ながらも視界は良好。雪は白と茶のまだら模様だが、白は若干ストップスノー気味だが思った程気にならずに充分と言うか、超気持ち良く滑れる感じだった。ピークからのオープンバーンの後、沢ボトムは白い雪だが緩やかに始まる沢に入るも良し、沢に入らずずっと広いオープンバーンをクルーズするも良し、ラインはお客様にお任せした。

 

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ピーク直下から緩やかに始まるナチュラルパイプにスプレーを上げながら突入するテールガイドの佐藤岳。懸念されたストップスノーもあまり気にならず最高!!

 

 

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沢のグーフィーでスプレーを飛ばすKさん。

 

 

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沢に入らずスプレーを上げながら気持ち良さそうに特大のオープンバーンをクルーズするUさん。

 

 

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羊蹄山がバックに入るラインに来てくれたMさん。

 

 

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スキーヤーながら沢をチョイスしたPowcom門下生中村美峰子。

 

 

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頑張って登っていたPowcomスタッフ鈴木萌。

 

 

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誰も滑らなかった左の尾根ラインを最後に滑って来たリーダーガイド岸秀彦。

 

 

その後の中間セクション以降は全員が沢を選択し、皆で沢山当て込みながら降りて来た。標高の低い最終セクションは板が走らなくなってしまったのが残念だったが、それまでは想像以上に気持ち良かったので満足満足。

 

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沢の中間セクションにあるレギュラーバンクに当て込むIさん。

 

 

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羊蹄山バックのバンクに当て込むOさん。

 

 

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沢の連続バンクセクションで大きなスプレーを飛ばして当て込んだNさん。

 

 

すっかり下まで沢を楽しんでしまったので、ほぼボトムからまたテント場までの登り返しが待っていた。ある方は「地獄の登り返し」と振り返っていたが、早朝の朝焼けセッション時と重い荷物を背負っての荷上げ時、そして今回と1日に同じ場所を3回登り返した事になった。やはり荷上げのダメージがあり、皆疲れで体が重そうだったが、夕焼けセッションは無いのでゆっくりそれぞれのペースでテント場まで登った。

 

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テント場までの地獄の(?)登り返しをした頃から雪と風が強くなり始めた。 

 

 

Tent Tour Day1 : キャンプ編へと続く…

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稲蔭“KAGE”一道

稲蔭 “KAGE” 一道

スキー・スノーボード雑誌で活躍するプロカメラマン稲蔭”Kage”一道が、バックカントリーツアーに同行してあなたの滑りを撮影!プロカメラマンの手によるショットを手に入れるチャンスです。ツアーご予約時にPHOTO SESSIONのリクエストをお待ちしております!!

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