2016年4月16日 Tent Tour Day 1 : 天気に救われた後半編 | PHOTO SESSION
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2016
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Tent Tour Day 1 : 天気に救われた後半編

こんばんは、Kageです。先週末のTent Tour Day 1の続きです。

既にやり切った感満載の朝焼けセッション後、、当初予定していた集合時間である8時15分に仕切り直しをしてテントツアーを再スタートしました。残念ながらテントツアー用の調理の仕込みで朝焼けセッションに参加出来なかった元Moiwa Curryのカオリ―も合流し、これで13名全員が揃ったのでヘッドガイドの岸君の運びで参加メンバーの紹介や装備の確認を行ないました。なんせ朝3時の集合の時は皆さんの紹介などをしている暇がなく、朝焼けに間に合わせるために急いだので改めてと言うか、ここでしっかりとご挨拶しテントツアーをスタートさせました。

そして、滑走道具にキャンプ道具全てを車に積み込み、再び今回のキャンプ地イワオヌプリ周辺を目指す。キャンプ地の設定は、数週間前からガイド陣と相談していましたが、過去2回参加しているお客様も居るし、個人的にも今回は他の場所に変更してみたいという気持ちもあったので、今回は過去2回だった場所から変更してイワオヌプリのボトム付近にしました。

そもそもキャンプ地の設定条件として、朝焼けの当たる場所、夕焼けの当たる場所が比較的近いこと。滑走斜面のバリエーションや面の向きが豊富なこと。車からキャンプ道具の運搬がそれほど苦でない距離(2時間以内)にあることなどが挙げられ、過去2回の場所も凄く良い場所でしたが、今回はマンネリ化防止のため(?)変更しました。

当初のツアー予定はまず駐車場から滑走道具とキャンプ道具の全てを背負ってテント場まで行き、テント場にキャンプ道具をデポした後、滑走道具のみで滑りに行く予定でしたが、駐車場に着くと何故かビックリするくらい人が多かった事もあり、また夕方以降天気が崩れ風も強く吹いてくる予報だったので、テント設置場所の決定は午後判断する事にして、キャンプ道具は車に置いたまま滑りに行く事にしました。

朝暗闇の中登ったイワオヌプリに再度ハイクアップ開始。すると朝とは打って変わってかなり暑く、朝パウダーだった新雪は一気にベッタリとしていて明らかにストップスノー。逆に風に飛ばされ朝カチカチだった茶色に汚れた雪が日射の影響で緩み始めていた。朝の感じでは吹き溜まり斜面でのパウダー狙いも良さそうだなぁ~と思っていたが、緩んだ雪に狙いを切り替えた。

テントツアー中の滑走斜面の選択に関しても、時間はタップリあるし、せっかくなので普段のBCツアーではあまり使わないような斜面に行きたいなぁ~と考えていて、過去2回のテントツアーでもそうしてきました。今回のイワオヌプリ周辺の山は割とハイク時間も短く登れるエリアなので普段のBCツアーでもそれなりに使用します。テントツアーはPOWCOMのリピーター様がほとんどなので、なるべく普段あまり使わない斜面に滑りに行きたかったのです。テント場を奥地にすれば、駐車場からではなくテント場を起点に動ける訳ですから。まぁ~今回はテント場をこの時点では決め切っていなかったのですが、普段あまり使わない斜面へと足を運びました。しかし、当初考えていたイワオ北斜面は雪解けと石があちこちに転がっていたので南斜面~西斜面に変更し、その後見た目が厳ついポンイワオに行きました。

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この日2度目のイワオへのハイクアップ。一気に気温上昇し暑かったぁ~。

 

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バンクでレイバックするThe North Face Gravity Nisekoの鈴木秀明。

 

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南斜面の緩んだ雪でスプレーを上げるOさん。

 

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西尾根をクルーズするOさん。

 

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アルペンスキーならではのハードエッジングを使ってスピードを上げて気持ち良さそうに滑走するTさん。

 

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次に滑りに行くポンイワオを背景に滑るIさん。

 

ポンイワオは、ハイ―シーズンでもゴツゴツとした岩が出ている急斜面の山ですが、春の雪解けで余計に岩が出ており、登りもちょっと大変でした。ここの登りは岩場だし、急斜面なので滑落が心配になってしまうのですが、ガイドの岸君のサポートで無事に登頂し、怖い岩場の横断をしてドロップポイントに移動成功。皆かなりのエクストリーム感を味わったようです。そして、緊張感のある急斜面へとドロップイン。恐らく皆さん、このポンイワオで経験値を一段上げることになったのではないでしょうか?

 

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今回のツアー中一番の難所となった急斜面での岩場の横断。

 

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日中パートから合流した今回の調理担当カオリ―。

 

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今年から冬のみPOWCOMのスタッフとして働いてくれた神奈川県藤沢市にあるサーフショップCaliforniaのエンちゃんこと遠藤久之。このテントツアー参加で経験値をグッと上げましたね。

 

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The North Face Gravity Nisekoの店長として約1年半単身赴任していた関根君。

 

皆無事に緊張感のあったポンイワオ滑走を終え、しばし小休止。さすがに皆さん睡眠不足な上に朝3時からのハイクアップで既に合計3回山に登っていて結構疲れていたので、ここからは登り返しをせず、出来るだけ労力を掛けずに下山する方法を考えました。イワオの登り口方向にポールで漕ぎながら帰る事も出来るのですが、それだとまともに滑る斜面がないし、朝一通ったルートなので、違うルートから帰る事を急に思いつきました。実は僕もそこへは行った事がなかったのですが、そのルートだとドロップポイントまでポールで漕いで行けるし、割と長く滑走出来る斜面もあるので、そちらに行ってみることにしました。ストップスノーもあってちょっとポールでの移動が大変でしたが…。しかし、お客様の中にはこの斜面が一番気持ち良く滑れたと言う人も多く好評でした。

 

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春雪を飛ばして気持ち良さそうにクルーズするMさん。

 

そして、13:30過ぎには駐車場に戻り、しばし休憩。「えっ!?まだそんな時間???」ってほど随分滑った感じですし、皆さん体力も消費しました。皆さんの体力と今後の雨・風予報などを考慮し、今回のテント場は割と駐車場から直ぐの場所にする事にし、休憩後皆で荷物を運んでテントの設営に取り掛かりました。去年まで滑り道具にキャンプ道具、食料や水を約2時間掛けて山の上に運んだ事を考えると随分楽で、逆に味気ないと言うか、面白みに欠ける気はするのですが、今回は朝焼けセッションを天候の都合上初日に回したので、全体の体力や天候を考慮すれば仕方がないと言うよりは、正しい選択だったと思います。

テントの設営で一つ僕が大事にしているのは後で写真を撮る際のテントの向きや背景もそうなのですが、寝心地を重視してテントの床部分の雪をスコップである程度丁寧に平らにしてからテントを張る事です。今回建てるテント4張り分の雪面を皆で手分けして平らに仕上げ、テントを建てました。雪中泊ならではの技ではありますが、夏場のテント泊に比べて床下の石コロや凸凹が気にならなくて寝心地が良いのは雪中泊の特権ですね。その後、調理場や皆で一緒にご飯が食べられる食卓テーブルを雪を掘って作り、1時間掛からずにテント村が完成。

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完成したテント村とアンヌプリ山。

 

テント村が完成した15時20分時点で、昼前から曇り、16時からの雨予報だったのにまだ晴れていたので、ガイドの岸君と夕焼けセッションに行くかどうかを相談した。「少しでも可能性があるなら行ってみようか!但し、皆の体力次第」となったので、希望者のみを募って行く事にしました。すると、何人かは体力的に悩んでおられましたが、その方達も「皆が行くなら」や「せっかくだから体に鞭打って行くかぁ~!」となり、結局お客様は全員夕焼けセッションに行く事になりました。直ぐに準備して、ハイクアップ開始。

アンヌプリに行くか、イワオヌプリに行くか非常に悩みましたが、絵的に後者を選択。そんなワケでまさかのこの日3度目のイワオヌプリへハイクアップ。流石にニセコ歴20年近いガイドの岸君も僕も初めての経験でした(笑)。同じ場所を1日に3回という事もあるし、急登という事もあるし、先程下山した時にビールを呑んじゃったって事もあるし、単純に体力的な疲れもあり、まぁ~皆体が重そうでしたね。かく言う自分もですが…。そんな感じで体に鞭打って、太陽が山に隠れてしまわぬ内に何とかドロップポイントへと到着。準備が出来た者から次々に撮影開始。

残念ながら夕焼けにはなりませんでしたが、ニトヌプリの上に浮かぶオレンジの太陽と淡い光の中の撮影となりました。しかし、3人が滑り終えた時点でまだ太陽は山の上にある筈なのに、厚い雲に覆われてしまい、暫く待ちましたがそれ以降太陽が見える事はありませんでした。焼けないのなら、せめて夕刻を表現するために低い位置にある太陽を写し込みたかったのですが…。まぁ~仕方がないですね。元々雨の予報がここまでもってくれたのですし、何と言っても最高の朝焼けセッションは既に出来ているわけですから…。

 

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焼けてはくれなかったが淡い光とオレンジの太陽の中、皆さん疲れた体に鞭打ってやった夕焼けセッション。昨夜睡眠時間1時間でハイクしながら寝そうだったと言うNさん。

 

この日は元々昼前から晴れ間がなくなり、夕方から風も出て雨の予報だったので、夕焼けセッションには行かない頭でいたので、日中もそれなりに歩いてしまい、お客様には大分疲れさせてしまったなぁ~っとちょっと後悔。でも、朝3時の朝焼けセッションから日中に加え夕焼けセッションと全員付いて来てくれたお客様達には感謝です。

17時半頃下山し、夕焼けセッションには行かずに調理していてくれていたカオリ―のお蔭で直ぐに夕食タイム。そして、メニューはMoiwa Curry時代の人気メニューであるカオマンガイ!!今回はキャンプ仕様のスープカオマンガイですが、美味しかったぁ~。まさかテント泊でカオマンガイが食べられるとは思いませんでした。過去2回は調理担当の岸君が夕焼けセッションに行けなかったり、早めに切り上げて調理しに帰っていたのですが、今回は岸君もずっと夕焼けセッションに行けたし、ツアーだけでなく調理の事まで考えなくては行けなかったのが無くなり岸君にとってはカオリ―のお蔭で楽が出来たのではないでしょうか?それに下山後直ぐに夕食を始められたお蔭で、夕食後の時間がタップリ。その分、皆さんとゆっくり呑んだり、話したりする時間が出来て良かったです。特に今回は割と呑む人達が多かったので、ビールにラムにホットワインに日本酒にとてんこ盛りでした。

天気予報では雨と強風だったので、最悪の場合外でご飯だと低体温症になり兼ねないし、各テントに入ってそれぞれ食事かなぁ~と思っていましたが、時折みぞれがチラついて来た程度で風も気にならず、特段寒くもなく、天候的には何の問題もなく、皆で食卓テーブルを囲んで和気藹々夕食タイムとその後の酒盛りまで出来て本当に良かったです。せっかくのキャンプなのにバラバラにご飯では淋しいですからね。

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体力を使い果たしての乾杯は格別ですね!

 

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まだ明るい内から夕食タイム。今回のメニューはスープカオマンガイ。最高でした。カオリ―ありがとう!!

 

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夕食後は皆でワイワイ酒盛り。

 

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雨と強風の予報でしたが、天気がもってくれたお蔭で宴を続けられました。

 

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The North Faceのテント4張りで13人快適に寝られました。

 

今回のテント場が温泉から近かった事もあるし、夕食後の時間がタップリあった事もあるし、ハードな1日だった事もあり、宴の後は皆で温泉に行ってから寝ました。急遽朝焼けセッションからのスタートで長い1日でしたが、今回はテント場も近く、荷上げは楽チンだし、温泉に行ったりと、前2回とは異なる聊かゆるいスタイルのキャンプでしたね。

 

Tent Tour Day 2に続く…。

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稲蔭“KAGE”一道

稲蔭 “KAGE” 一道

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