2016年4月16日 Tent Tour Day 1 : 素晴らしい朝焼けセッションからのスタート | PHOTO SESSION
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2016
4/16

Tent Tour Day 1 : 素晴らしい朝焼けセッションからのスタート

こんばんは、Kageです。
先週末はPowder Company史上4度目となる僕が監修のテントツアーでした。
 
何故僕が監修かと言うと、僕は2011年までの8シーズンをニセコやアラスカなどでテントで暮らしていました。シーズン100日以上×8シーズンをテントで過ごした経験から、普段のバックカントリーツアーでは決して経験出来ないテント泊ならではの魅力とノウハウをご案内出来ればと8年ほど前に企画し、毎年テントツアーのイベントを組んでいますが最少催行人数に達しなかったり、震災の影響で中止になったりと、今回で4回目の開催となったワケです。
 
元々は一週前に開催日程を打ち立てていましたが、前2回参加してくれている常連様以外に参加希望者がおらず、その方は「いつでも日程合わせるから絶対開催して!」と言ってくれていたし、次の週なら参加出来るかもというお客様がいらっしゃった事もあって開催を一週ずらしました。それでも10日程前までは最少催行人数に1名足りない2名しか集まっておらず、せっかく2年連続でお客さんも入ってとても良いツアーが出来たのに、また人数に達しず中止かな?と思っていた所3名+1名のお客様が追加で来て頂ける事になり開催が決まりました。というワケで今回は6名のお客様とお客さんと言うか調理班として参加の元Moiwa Curryのカオリ―、研修としてThe North Faceから昨年も参加した2名、そしてPOWCOM側のスタッフが計4名の総勢13名のツアーとなりました。今年も無事に開催にこぎつけて良かったです。
 
しかし、一週間ほど前までは春の最高コンディションとなっていましたが、ここしばらくは雪や雨が続いており、何だかスッキリしない微妙な天候でした。数日前から当日の天気予報も雨や雪マークが付いており、また前日は爆風の大荒れの天気となっており、お客様が北海道に来られないかもと心配でした。しかし、皆さん無事に当日を迎える事が出来ました。
 
毎年テントツアーは初日の夕方に夕焼けの中を滑る「夕焼けセッション」、2日目の朝に朝焼けの中を滑る「朝焼けセッション」を狙ってやっているのですが、今回初日の夕方から2日目の夜にかけて雨の予報も出ており、夕焼けセッションも朝焼けセッションも出来なければテントツアーの魅力が半減(?)してしまうなぁ~と思っていました。勿論、天候に左右されてしまうのは仕方のない事ですが、朝焼けセッションと夕焼けセッションは通常のPOWCOMツアーにはないテントツアーの最大の魅力ですので、せめてどちらかでも出来ればなぁ~と思っていました。しかし、天気予報では両方とも厳しい予報。そこで、初日の朝~午前中だけは晴れの予報で朝焼けも期待出来そうだったので、希望者のみでも良いから本来8時15分に集合だったテントツアーを朝3時集合に切り替えて、初日の朝に朝焼けセッションをしないかとヘッドガイドの岸君にツアー2日前に提案しました。
 
ヘッドガイドの岸君もテールガイドの大島も会社もその提案を受け入れてくれ、前日に参加者全員に「希望者は朝3時集合」との案内を流しました。そこで一番問題だったのは、今回で3回連続で参加してくれている札幌在住のNさんでした。朝3時に集合だと札幌を1時には出発しないとならず、金曜日に仕事終わって、帰宅して、テントツアーの支度してとなると寝る時間が全然ないのでNさんの朝焼けセッション参加は難しいのかな?と思っていました。しかし、Nさんは毎回テントツアーが楽しみで参加してくれているお客様だし、今回も一番最初から予約してくれており、「参加者が集まらければ、予定はいつでも合わせるので是非テントツアーは開催して欲しい!」と猛烈ラブコールをしてくれていたお客様なのでNさん無しの朝焼けセッションは悲しいなぁ~と思っていたら、Nさんから金曜の21時頃僕に「POWCOMからの連絡が受け取れなかったのですが、明日何時集合なのですか?」と電話が掛かってきて、スケジュール変更の経緯と朝3時集合だと伝えると、「了解しました。行く!行く!!」と元気に二つ返事で答えてくれました。結局、仕込みが間に合わないと調理班として参加のカオリ―のみが不参加でしたが、それにテントツアーには不参加なのですが常連様カップルの総勢14名で朝焼けセッションを狙うことになりました。
 
朝3時集合というPOWCOM史上前代未聞のケースに問題なく全員集合し、山に向けて出発。僕はPOWCOMには集合せず星空の写真などイメージカットを撮っておくために2時45分頃現地着。当然まだ真っ暗闇なのですが、満点の星空が空一面に広がっていました。まるでキラキラと輝く音が聞こえてきそうなほどでした。「よし、これはいい朝焼けが期待出来るぞ!」と意気揚々準備に取り掛かりました。そして、もう一つ。この2日間降っていた季節外れの雪の影響で駐車場脇の吹き溜まりはなんと30cmほど!!これには驚きました。まぁ~ちょっとした吹き溜まりではパウダーあるかもとちょっとは予想していましたが、まさか30cmとは。しかし、前日の爆風の影響でほとんどの面はカリッカリの模様。暗闇の中歩きながら、どっちの向きに雪が溜まっていそうかをヘッドランプの明かりとポールから伝わる柔らかさで探る。
 
駐車場から少し歩いた開けた場所で星空の撮影を開始。皆が来るまでの30分あまり長時間露光で星の軌道の写真や満天の星空を撮影。しかし、強風で三脚を常に押さえつけていないと風で煽られてしまう。そして、ただジッとしていると寒い。皆が僕の所に到着した3:45頃には東の空がほのかに色付き始めていた。
 
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皆が到着するまで独りで星空の撮影。本当はもう少し長い時間露光したかったが…。
 
この日の日の出は4時53分だし、理想は山の頂上付近で撮影したいし、滑る準備もあるので日の出の少し前には撮影ポイントに到着したい。お客様には悪いがそんなにゆっくりは登っていられない。かと言って、ゆっくり登れるように30分早く2時半集合にするのはちょっと辛いので、ちょっと時間がタイトだと分かっていたが3時集合としていた。
 
皆睡眠不足だし、ただでさえ皆さん僕らと違って常日頃からハイクしているワケではないし、かなりの急登なので、ちょっとハードだったとは思うが、ちゃんとした休憩はほぼ設けずに登った。仮に登りで遅れる人が出ても、着いた順にどんどん撮影を開始したかったので先を急いだ。登っている内にみるみると東の空は赤さを増し、徐々にヘッドランプの明かりが必要無いくらいになっていった。雲はほとんどない。間違いなく朝焼けになりそうだ。皆さん登りの疲れに比例して、いや二乗して期待も増していく。
 
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ヘッドランプの明かりを頼りに一歩一歩登って行く。
 
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アンヌプリの山を背景に急登を直登。
 
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段々と空が明るくなっていく。さぁ~急登を登り切るまであと少しだ。
 
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東の空だけではなく、この何とも言えず美しい青い雪山も綺麗だった。
 
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何とか日の出前に全員登頂成功。さぁ~朝焼けセッションの始まりだ。
 
無事日の出10分前に目的の撮影ポイントに到着。今日の朝焼けは格別の美しさだ。滑る準備が出来た順に日の出前からどんどんワンターン撮影をしていく。日の出前の時間も十分綺麗だからだ。数人の撮影を終えた時に太陽が顔を出した。雪は基本的にはカチカチだがエッジは問題なく利くし、ほんのちょっとした起伏にはパウダーがある状況だ。スプレーまでも朝焼けに照らされオレンジ色に染まった。
 
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まだ日の出前に元POWCOM門下生で現在The North Face Gravity Niseko店の鈴木秀明がドロップインしたのをキッカケに朝焼けセッションがスタート。
 
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スプレーを上げてターンするテールガイドの大島司。
 
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睡眠時間1時間で札幌から車走らせて来た甲斐がありましたね。強行スケジュールで朝焼けセッションに参加したNさん。
 
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朝焼けセッションだけの特別参加紅一点のUさん。
 
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唯一アルペンスキーでご参加のTさん。
 
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最高の朝焼けセッションを記念して皆で記念撮影。
 
最初の撮影ポイントで一人数本ずつ撮影し、次のポイントに移動。実はこの山域での朝焼けの当たり具合をチェックしに1週間前に独りでロケハンに来ていたので、朝焼けしている短い時間で効率良く何処で撮影するかは頭に入っていた。どの角度からどう撮れば良いかや色の出し方などもその時撮った写真を元に研究していたので、非常に上手くいったし、次のポイントでもまた一味違った画が撮れて良かった。そして、、その1週間前の朝焼けよりもこの日の朝焼けは格段に綺麗だった。おのずと気持ちが昂る。
 
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この度H.I.DのスポンサーをGETしたヘッドガイドの岸君。
 
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朝焼けセッションだけの特別参加Mさん。以前から今回のテントツアーに誘っていたが今回は悩んだ末に断念。でも、こんな経験をしたから来年は参加してくれるかな?
 
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硬い斜面で深いカーヴィングターンをするIさん。
 
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POWCOMスタッフのエンちゃんこと遠藤久之。
 
先週のロケハンを元に考えていたプランでは、この2か所目に撮ったポイントの後そのまま滑って下山と考えていたが、ここは雪が硬い上に斜度も結構あり、今日のこのコンディションでここを滑って下りるよりも、ここの右手にあるボウル状の地形の方がパウダーが溜まっていて、斜度も緩くて楽と考え移動する事にした。
 
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去年に引き続き研修としてテントツアーに参加したThe North Faceで働く鈴木秀明と関根タカノリ。

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朝焼けセッションのみ特別参加の常連様カップル。今年も(この日も)POWCOM主催のイベントや通常のBCツアーに数多く参加してくれている2人だが、この朝焼けセッションで何を感じてくれただろうか?

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昨年参加した人以外は全員人生初の朝焼けライドを経験。
 
さて、下山の為の3本目。登っている時に沢筋に新雪が溜まっていたのが見えていたのでそこ狙いで安全に降りる。但し、その新雪の部分は数日前まではちょこちょこ石が転がっていたのだが、今回の雪で隠れているので注意が必要だ。しかし、新雪以外の部分は硬い。板を傷つけないようにカチカチの雪を滑って降りるか、リスクはあるがパウダーの部分を滑って降りるかという二択だった。多くの人は新雪を狙ってスプレーを飛ばしに行った。人によってはその隠れた石コロで板を傷つけてしまった人も居たが、所によっては一瞬底が当たらないようなパウダーで浮いているような感覚さえあったように思う。そして更に、下部セクションでもパウダーが溜まってそうな場所を見つけては撮影を繰り返した。
 
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この4月から2年間働いたThe North Face Gravity Nisekoを離れTNF池袋店へ移動となる関根君。オーバーヘッドのスプレーを飛ばしてニセコの最後の思い出を刻んでました。
 
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朝焼けに染まる斜面でスプレーを上げるMさん。
 
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今回のテントツアーに最後に申し込んでくれたOさん。1月に来られた際にテントツアー参加を悩んでいると言っておられましたが来てくれました。
 
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今年の東北ツアーの際にテントツアーに誘い、日程が1週ズレれば参加出来るかもと言ってくれていたOさん。4月中旬にこのスプレー最高ですね。
 
結局、5箇所で朝焼けライドを撮影する事が出来、素晴らしい朝焼けだった事もあり、この時期にまさかのパウダーもあり、人数が多い事もあり、朝だけで通常のツアーの倍くらいの枚数を撮ってしまった。下山後、一旦POWCOMに戻って当初予定していた集合時間の8時15分まで皆さん余韻に浸りながら、、朝焼けセッションの写真を見て、朝食を食べたりして過ごした。急遽スケジュールを変更して強行した朝3時集合の朝焼けセッション。本当に出来て良かった。素晴らしい写真が沢山撮れた安心感でその時点で既に充実感に満たされていた。お客様もまた「もうやり切った感満載です!」と言っていた。本当のテントツアーはこれからなのに…。
 
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稲蔭“KAGE”一道

稲蔭 “KAGE” 一道

スキー・スノーボード雑誌で活躍するプロカメラマン稲蔭”Kage”一道が、バックカントリーツアーに同行してあなたの滑りを撮影!プロカメラマンの手によるショットを手に入れるチャンスです。ツアーご予約時にPHOTO SESSIONのリクエストをお待ちしております!!

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