2015年4月16日 Tent Tour Day2 | PHOTO SESSION
PHOTO SESSION

2015
4/16

Tent Tour Day2

Tent Tour 2日目
もう十分寝たという感覚で目覚めて時計を見たら、まだ2時だった。周囲からも物音は聞こえてこない。仕方なくアラームをセットした3時までもう一度寝る。昨夜ビール一本とハードリカーの小さい瓶を一本空けたお蔭か、昨夜はシュラフ入って直ぐに眠りにつけたようだった。軽量化のため薄いシュラフで臨んだが寒さも全然なく快眠だった。初めてのテント泊は寝られないことが多いが、皆は寝られたのだろうか?

今回お客様に寝て頂いたテント2つは僕の物で、北海道は勿論の事、アメリカ、カナダ、アラスカ、北極圏、アルゼンチンとあちこち旅して来た僕の思い出のいっぱい詰まった大切な相棒だ。そのテントの中で皆さんは何を感じ、何を夢見ただろうか?ただ僕の汗とこぼした食事の臭いがない交ぜになった獣臭のような、ただただ、いや甚だ不快なものだけを感じたかもしれない(笑)。

3時にアラームで起きて、朝焼けライドセッションに向けての準備をする。するとテールガイドの大島が「うぉ~、晴れてるぅ~!!」と叫んだ。外は晴れているようだ。昨年は起きたら小雪が舞っていて朝焼けライドを中止するか悩んだが、今日は悩まなくても良いようだ。それを聞いて一層準備が加速する。テントの外に出るとまだテントから半数以上の人が出てきていなかった。日の出が5時なので、ハイク時間と滑る準備を考えると余裕を持って3時45分頃には出発しようと思っていたが、その時点になってもまだテントから出て来ていない人や準備が出来ていない人が居た。しばらく待ったが既に準備が出来ている人が朝焼けに間に合わないのは申し訳ないので、4時準備が出来ている人で先に歩き始める事にする。


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ブーツのインナーを履いて寝るのを忘れ、冷え切ったブーツを履くのに苦戦しているSさん。

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朝4時暗闇の中を歩き始める。朝焼けになると信じて...。


歩き始めて暫くすると、急にガスが出てきてしまった。昨日の夕方に続いて、「またかよっ!!」と思ってちょっと焦ったが、ガスはほんの一瞬で抜けてくれた。朝焼けになると信じて、歩き続ける。雪はシャクシャクだった雪が固まって、かなりの固さだ。シールでの歩行はかなり厳しいコンディションである。傾斜での登りは、滑り落ちないように一歩一歩真剣そのものだ。

30分ほどして目的地付近に到着。東の空が少しずつ赤みを帯びてきて、雲海の上にニトヌプリから羊蹄山までの山々が浮かび上がってきた。あまりの美しさに息を呑む。この景色を見れただけでも早起きした甲斐があったと思える。しかし、この綺麗な雲海がここまで上がって来しまうと、ガスに包まれてしまう。「頼むから、上には上がって来ないでくれ!」と心の中で願いながら、滑る準備に入る。出遅れたお客さんも次々と到着した。

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ドロップポイントに到着する頃には、東の空が少しずつ赤みを帯び、雲海の上にニトヌプリから羊蹄山までの山々が浮かび上がってきた。

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息を呑む美しさの中に、まさに自分が居られる瞬間は時に身震いするほど感動そのものだ。

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良い色になるまでの時間潰しに尾根でワンターンセッション。

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昨日バインディングが壊れ、歩行モードでの滑走を強いられたテールガイドの大島司。

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素晴らしい景色の中で集合写真。

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昨年も参加しこの斜面を滑ったKさんだが、昨年の朝焼けとは色が異なり、自然との一期一会を噛みしめながらターンしてゆく。

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冬季のテント泊を初めて経験したThe North Face Gravity店長Sさん。この一泊の経験で得た感動や商品の使用感を是非一人でも多くのお客さんに伝えて欲しい。

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重い共同装備を運んでくれ頑張ってくれた門下生の小林明弘。世界を旅してきた彼だが、初めてのテント泊で新たに旅人の心を擽るものを感じたに違いない。

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固い雪のスプリットボードでの登りに挫け、諦めそうになったSさん。諦めなくて良かったですね。朝焼けライドに感動し、登り返してもう一本滑ってくれました。


結局、これ以上ないほどの素晴らしい朝焼けの中滑る事が出来た。雪は固かったし、登りは辛かったけど、全てを帳消しにする、いやそれ以上の価値のある一本と時間を皆で味わう事が出来たと思う。この経験はきっと参加者の皆さんの心の中にずっと大きく残ることになるだろう。勿論、今まで1000日近く冬季のテント泊をしてきた僕の心にもしっかりと残る朝となった。

このテント泊の一番のメインイベント「朝焼けライド」を成功させた僕らは、暖かい朝日に照らされながら満足感と達成感で胸をいっぱいにさせてテント場まで帰った。

テント場に帰ると、また新たな事件が発生していた。テントの中に残していたと言うお客さんのパンを狙って、恐らくキツネがテントを噛み千切って穴をあけ、パンの入っていたバックをかじったのである。他にも食糧なんて何にも入っていないものまで幾つかのものがかじられ破かれていた。昨年はテントの前室に置いていた大島の65Lのバックパックに入っていたおにぎりを狙って夜中にキツネがバックパックを前室から引っ張り出して、バックパックを食い千切ったが、今年はテントがヤラレてしまった。今度からは食糧の管理をもっと徹底しなければイケないと身をもって感じた。

さて、気を取り直して朝食の時間です。昨年は朝食を各自個人装備としていて、今年もそのつもりだったのですが、何かの手違いで募集要項に朝食付きとなってしまっていたため、こちらで用意する事になってしまいました。岸調理長は、ミネストローネ風のトマトソースパスタを作ってくれました。岸君は「途中味がどうなる事かと思った!」と言っていたが、これがまた絶品!昨日のスープカレーと言い、今日のパスタといい今回も岸調理長のお蔭で食事は最高でした。


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達成感に満ちたライディングの後は、コーヒーブレイクからの朝食タイム。ミネストローネ風トマトソースパスタが絶品でした。寒さも全く感じない快適で気持ちの良い朝食タイムだった。

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朝のテント村。一晩最高(?)の想いをさせて貰ったテントを撤収する時間がやってきた。


美味しい朝食の後は、テントなどキャンプ地の撤収作業に入った。撤収後はキャンプ用具をここにデポし、ここからまた標高を上げた場所に滑りに行くか、それとも道具全てを背負って一旦車まで戻るか悩んだが、岸君と相談した結果、標高の高い所はまだ暫く雪が固過ぎるという判断で、後者を選択した。各自持って来た全ての荷物をまた背負うのだが、食糧や水などの共同装備は無くなった分行きよりは軽くなっているが、共同装備は背負っていなかったお客様は基本的にほとんど重さは変わらない。しかし、同じ重さでも歩いて登るよりは滑って下りる方が、時間も速いし断然楽だ。だが、まだまだ雪はカチカチの状態で、ただでさえ滑るのは難しいのに、座ったら立ち上がるのがやっとなほどの重たい荷物を背負ってのライディングは、なかなか思うようにいかない難しさがある。しかも、滑り出して直ぐに、岸君が引っ張っていたソリが割れて共同装備が飛び散るトラブルが発生し、ただでさえ重たいのにお客様にも共同装備を分担し背負って頂くことになり、総力戦での下山となった。最後は、最高齢である50代後半のご夫婦にまでテントを担いで下りて頂きました。このご夫婦の底知れぬ体力には全員圧倒されました。


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キャンプ撤収後、バックパックにシュラフやマットなどのキャンプ道具を括り付け、ソリやテントを手に持って滑るのは大変だけど、何故か笑えてくる楽しさがある。

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S店長、テントを背負ってくれてありがとう!!そして、「来年も参加したい!」と言う言葉が嬉しかったよ。

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昨年参加したKさん(左)の誘いで今回参加したFさん(右)。二人ともヘロヘロだったけどお疲れ様でした。


こうして何とか皆無事に車まで戻りました。しかし、まだ9時前なのでここからそれ程歩かずに行けて、雪が緩んでいそうな場所に滑りに行こうかと思ったのですが、すっかり疲れ切っていたり、既にお腹いっぱいで満足感に満ち溢れたというか、やり切った感のある人も居たので、ここからは希望者のみ滑りに行くというスタイルで行く事にしました。

希望者を募ってみると、何人かは非常に悩んでおられましたが、結局全員滑りに行く事になりました。場所を移動し、再度キャンプ道具を車に置いて滑りに行きました。雪はぼちぼちいい感じにシャバけてきてました。ストップスノーだったらどうしようと思っていましたが、結構良いザラメで最高でした。


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昨年はPOWCOMスタッフとして、今回はThe North Face Gravityスタッフとして参加した鈴木秀明。POWCOMスタッフばりに荷物を運んでくれて、ありがとう!!

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「もうヘッロヘロです!」と言いながら、最後の力を振り絞ってターンをしたFさん。経験値と限界値を上げましたね。お疲れ様でした。

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真っ青な青空をバックに春のスプレーを飛ばしてターンをするヘッドガイドの岸秀彦。重い荷物の荷上げにヘッドガイドと調理長、お疲れ様でした。


今回もちょっとしたトラブルが続出しましたが、素晴らしい朝焼けの中滑れたし、最後には良い春雪を滑れたし、これまた深く思い出に残る本当に最高の2日間だった。皆さんもこんな体験をしてみませんか?また来年も開催すると思いますので、是非参加してみませんか?一生思い出に残る2日間となることでしょう。是非参加したいという方は、ご都合宜しい日に合わせて日程を組む事も出来ると思いますので、お気軽にご相談下さい!!
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PHOTO SESSION PHOTOGRAPHER

稲蔭“KAGE”一道

稲蔭 “KAGE” 一道

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