2015年4月15日 Tent Tour Day 1 | PHOTO SESSION
PHOTO SESSION

2015
4/15

Tent Tour Day 1

こんばんは、Kageです。
先週末は8シーズンテントで暮らした僕が監修するテントツアーを行なってきました。

6年程前から毎年のようにテントツアーを打ち立ててきましたが、なかなかお客様が入らなかったり、震災の影響で中止になったりしてきましたが、実質的にお客様が入ってツアーが開催出来たのは昨年からと言っても良いと思います。そして、今回は昨年参加頂いた2名のお客様と震災の年にご予約頂いていたご夫婦、そしてリピーター様2名とThe North Faceのニセコ店「The North Face Gravity」から2名のスタッフが研修として参加し、お客様8名+パウコムスタッフ4名の計12名のツアーとなりました。

数日前までの天気予報は土曜日が丸一日雨、日曜は晴れの予報でしたので、ヘッドガイドの岸君と雨の場合の過ごし方について対策を話し合っていました。当初全道で結構強い雨が降る予報でしたので、ツアーを中止にすることも話に挙がりましたが、どうせお客様は休みを取っているし、フライトチケットも取っているし、日曜は雨の予報ではないし、土曜が土砂降りの雨なら皆でどこか観光に行っても良いしということで催行を決めました。そして、2日前には土曜が雨ではなく曇りの予報に変わり、前日には土曜も日曜も曇りの予報となり、予報がコロコロと変わっていきましたが雨だけは降らないでくれ!と願っておりました。

当日は曇り空ではありましたが、遠くの山まで見えるまずまずの天気でのスタートとなりました。通常の滑る際の山道具、滑走道具に加え、2日分の水や行動食に食器類、そして、防寒着や寝袋などのキャンプ道具を持って行かねばならないため、かなりの重量となります。それに加え、僕は撮影機材や夜間撮影のための三脚、スタッフは全員分の食糧や食事用の水、鍋やガスストーブなどの調理器具、そしてテント4張りなどの共同装備をソリで引いて山に上げるため、テント場までは結構しんどいです。そのため晴れて暑さが酷いよりは、曇り空の方が荷上げするには良かったです。


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荷物が多いため通常より大容量のバックパックを使う者、通常のバックに寝袋など入りきらない物を外付けする者、キャンプ道具を入れたバックと滑走道具を入れたバックを重ね合わせて背負う者など運ぶ方法は様々です。

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ガイドスタッフは自分の装備+共同装備をソリで引っ張って荷上げ。

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ヘッドガイドの岸君はスプリットボードを使って荷物を運びますが、あまりの重さでなかなかシールが利きません。スキーアイゼンをしていても急登ではグリップが甘くて大変です。

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テントツアー初参加のFさんは、重い荷物を背負ってのハイクに終始辛そうな表情を浮かべてました。


ヘッドガイドの岸君、テールガイドの大島司と僕は、3月末頃から今年のテント場を何処にするのか?何処を滑るのか?と新たなルート開拓などをしながら話し合っていましたが、結局今年もテント場は昨年と同じ場所にすることにしました。テント場を決めるポイントの大きな一つに、近くに夕焼けがあたって滑走出来るポイントがある事と朝焼けがあたって滑走出来るポイントがある事が挙げられます。それはこのテントツアーのメインイベントの一つであるため、そこにアクセスしやすい事が第一条件です。また、二日間に渡ってそこをベースに滑るので、周囲に滑るバリエーションが沢山あることも必要条件です。勿論、大変な荷上げがしやすい場所というのも...。これらの条件を満たす場所として昨年の場所は非常にポテンシャルの高い場所であるため、悩んだ挙句今年も同じ場所になりました。

通常なら1時間ほどのハイク時間で行ける場所ですが、ゆっくり長めの休憩を入れながらそれぞれ自分のペースで上がって頂き、1時間半ほどでテント場に到着しました。そこでキャンプ道具をデポし、通常の滑る装備だけにパッキングをし直して、いよいよ滑る斜面へとアタックを開始。しかし、その頃になると標高の高い所はガスが出始めてしまい、テント場より上の標高は森林限界を超えてしまい木がほとんど生えていないため、ガスってしまうと対象物がなくて滑走しづらくなってしまうので標高を落とすか、または標高は多少上げるが木の多いラインをチョイスするか判断を迫られました。

しかし、標高を下げるポイントは通常のBC Hikeツアーでも頻繁に使っている場所で、今回ご参加のお客様達も皆さん滑っている場所なので出来れば避けたかった。ヘッドガイドの岸君と相談していると多少ガスが抜け始めたので、予定していた先日僕らも初めて行った今までパウコムツアーでも一度も使ってこなかった所に行く事にしました。


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キャンプ道具をテント場にデポし、滑り道具のみで再びハイク開始。キャンプ道具がないとやたらと荷物が軽く感じられた。

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今回唯一の女性参加者でありスキーヤーのSさん。

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薄っすらと見える日本海をバックにターンを決めるNさん。

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バンクに当て込むThe North Face Gravity店長のSさん。


一部強烈なストップスノーと一時は視界15mほどのガスに包まれましたが、今までパウコムツアーで足を踏み入れていなかったエリアで滑走出来ました。運良くガスは短時間で抜けたのでワンターンセッションなどして再び登り返し。この天気だと今日は光も出ず夕焼けにならないと判断し、夕焼けライドセッション前にテントの設営に戻る予定を変更して、滑る時間に充てました。

登り返している最中は完全にガスが抜け、僅かに青空まで見えてくれました。しかし、そこである事件が発覚。ヘッドガイドの岸君が「やべぇ~、米がない!」と歩いている最中に突然言い出したのである。しかも、米を持って来忘れたのではなく、そもそも買ってないと言うのである。慌ててパウコムに電話して、米を買って、テント場まで持って来て貰う手配をする。テント場は去年と同じなので、去年参加したスタッフが米を買って、わざわざテント場まで持って来てくれた。しかも、僕らがテントに戻る前までに...。いやぁ~調理し始めてから気付いたのでは遅かったので助かった。岸君もよく登っている最中に気付いたなぁ~と買い出しの際に買い忘れた事はさておき、感心してしまった(笑)。普段非常にしっかりしている岸君だが、このところ忘れ物をするようになってきた。歳のせいか、疲れのせいかは分からんが...(笑)。と他人の事を話している僕も何を隠そう、今回最初に登り始める前に寝袋を車に忘れて取りに戻っていたのだが...(笑)。

さて、東面のドロップポイントに到着する頃には太陽はドンドン傾き、東面には光が入り込まない時間となってきていた。これもテントツアーならではと言ってよいのではなかろうか。普通なら日没の時刻前には下山している時間だからだ。山の中でのテント泊だと、日没の時刻をある意味気にせずにギリギリまで滑りの時間に充てられるのが魅力の一つである。


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陽が入り込まなくなった東面でスプレーを飛ばしてターンするSさん。


しかし、全員が滑り終えた後は自分が何処に居るのか?斜面の向きがどっちなのか?まだ斜面の途中なのか?も分からなくなるほどのガスに完全に包まれてしまいGPSを出して現在地を確認し、GPSとコンパスを頼りにテント場まで帰りました。無事に迷うことなく帰れて良かったぁ~。

テント場には届けてくれていたお米もあり、一安心。陽が落ちてグッと気温が下がる前に防寒対策とヘッドランプを準備して、調理長の岸君と大島で晩御飯の準備に取り掛かり、残りは手分けしてテント4張りの設営をする。テントは寝心地を優先させるため出来るだけスコップで綺麗に下を平らにしてからテントを立てる。夏場のテント泊では出来ないが、冬場は雪なのでそれが出来るのが冬のテント泊のメリットだ。今回は冬季テント泊経験者は、昨年テントツアーに参加して頂いた2人のみであとは初めてとの事でしたので、それらテントの設営方法から、動物対策としての食べ物の管理、寒さ対策などの説明をする。そして、19時過ぎにテントツアーのイベントの一つディナータイムが始まった。レトルトやアルファ米は使わないと拘る調理長の岸君がスープカレーを作ってくれました。昨年は強風で寒かったですが、今回はほとんど無風で気温も0℃前後と非常に過ごし易かった。しかも、晩御飯の頃には天気も回復してくれ、満点の星空の下のディナータイムとなりました。重たい荷物にちょっとの贅沢と仕込んだビールやワインを飲みながら、疲れた一日を癒します。


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震災の年に参加予定だったテントツアーに4年越しの想いで参加して頂いたSさんご夫妻。乾杯!!

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The North Face Gravity店長のSさんと一人でご参加のSさん。

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北海道と言えばスープカレー!?ってなわけで晩御飯はスープカレー。危うく米なしカレーになる所だったが、美味しく炊けたお米とともにスープカレーも最高でした!!

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この日のホテルは満点の星空の下に張られたThe North Face のテント。

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見上げれば天然のプラネタリウム。皆で星空を見上げながら語り合いました。最高です。


疲れて早く寝たい人から徐々にテントに入っていきましたが、翌朝は朝焼け狙いで3時起床のため22時頃には全員シュラフに体を潜らせました。


つづく...。
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PHOTO SESSION PHOTOGRAPHER

稲蔭“KAGE”一道

稲蔭 “KAGE” 一道

スキー・スノーボード雑誌で活躍するプロカメラマン稲蔭”Kage”一道が、バックカントリーツアーに同行してあなたの滑りを撮影!プロカメラマンの手によるショットを手に入れるチャンスです。ツアーご予約時にPHOTO SESSIONのリクエストをお待ちしております!!

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